ジムカリのサービスページはこちら

レンタルジム経営・開業のノウハウ|250店以上のサポートから分析

レンタルジムはフリーランスのトレーナーを中心に需要が多いサービスです。

管理の手間は少なく、固定のお客様が付き始めると自動的に利益が出るようになります。しかも季節や月ごとの変動も少なく、安定した収益が上がってきます。

しかし、ちゃんとした器具選びや、ランニングコストの調整を行わないと、なかなか収益化できなくなってしまうという特徴もあります。

ジムカリ」にて250件ものレンタルジム運営をサポートし、自社でも運営しているノウハウから、レンタルジムを開業し、経営していく方法を伝授いたします。

レンタルジム経営の為の物件選び

レンタルジム経営で最も重要なのは物件選びです。

①需要の大きい場所かどうか

②周辺の競合店の数

この2点が重要になります。

レンタルジムとして需要の大きい場所

レンタルジムとして需要の大きい場所は、一般的なレンタルスペースと同様に、乗降者数の多い駅になります。

新宿や渋谷などですね。

東京駅など、大企業の多い駅も乗降者数は多いのですが、レンタルジムの場合はトレーニングを受けるためにトレーナーとお客さんで利用するケースが多い為、ややビジネス色の強いエリアは避けた方が良さそうです。

駅からの距離

通常のパーソナルジムは商圏が1.5㎞程度と狭い範囲なので、徒歩や自転車で来ることが多いのですが、レンタルジムの場合はやや広いエリアから来ています。

お客さんもトレーナーも、それぞれ電車で10分~30分ほどかけて、都合のいいエリアに来るなどのケースも比較的多いです。

電車で移動してくる為、駅からは近い方が集客し易い傾向にはあります。

住宅地の場合

ターミナル駅が集客には良いですが、各駅停車の住宅地でも一定の需要はあります。

お客様が出張のトレーナーを自宅近くに呼びたい場合の需要です。

競合が増えにくい傾向にあるので、長期間継続的に利用が発生するケースが多くなります。リピート利用なので、貸し出すジム側も安心感があります。

パーソナルジムの多いエリア

周辺にパーソナルジムの多いエリアも一定の需要があります。

パーソナルジムのトレーナーが辞める際に、長く担当していたお客様がトレーナーについていきたい場合、お客様はそのジムの近くに住んでいることが多いので、その周辺でレンタルジムを探します。

または、渋谷のパーソナルジムで働いていたトレーナーが独立する際に、フリーランスとして渋谷を拠点にして集客するケースもあります。

レンタルジムのマシン選定

レンタルジムで人気のマシンは概ね3種類です。

  1. パワーラック
  2. スミスマシン
  3. マルチラック

貸し出す対象がトレーナー(レンタルジム利用の8~9割がトレーナーです)の場合、質のいいパワーラック+上下のケーブルオプションが人気です。

マルチラックはバーベルにスミスマシンやケーブルマシンも一体になっているのですが、質の高いものはない為、経験のあるトレーナーは使いにくいと感じることが多いようです。

それぞれ解説してきます。

パワーラック

TUFF STUFFパワーラック

ライザップさんなどを始めとして、多くのパーソナルジムが採用しているのが画像のTUFF STUFF社製のパワーラックです。

このラックはラットプルやロープーリーロウができる上下のケーブルがオプションとして接続できます。

この上下のケーブルの質が良く、基本のバーベルトレーニングと質のいいケーブルトレーニングができます。

スミスマシン

渋谷のレンタルジムのミヤザキジム

レンタルジムは部屋の広さに制限があることも多いので、幅が短くて済むスミスマシンを採用するケースがあります。

バーベルの場合220㎝あるので、部屋の幅は最低260~300㎝くらいは必要になってしまいます。スミスマシンの場合は200㎝程度でもできるので、その事情からスミスマシンを採用するケースがあります。

女性向けのパーソナルトレーニングでは、パワーラックよりも良いと感じるケースがあるので、スミスマシン自体の需要は高いのですが、基本はパワーラックなので、集客力という点ではやや落ちることになります。

マルチラック

マルチラック

バーベル、スミス、ケーブルが揃ったマシンが最近は人気です。

色々な種目が行えることから、個人でトレーニングする人に人気があります。

ただし、マルチマシンはケーブルの質が低くなってしまう(様々な動きに対応するため)という事情があり、一つ一つのトレーニングの質が下がってしまいます。

パーソナルトレーニング向けの場合、ベテランほど避ける傾向にはあるので、パワーラックとどちらを取るのか検討する必要があります。

レンタルジムのその他の器具

その他の器具については、極力様々な目的の方がいることを念頭に、色々なものを置く必要があります。

  • 背中トレーニングようのMAGグリップ各種
  • お尻のトレーニングのミニバンド
  • ストレッチやフロアトレーニングを行うヨガマット
  • バランスボール(スペース取りますが)
  • コンディショニングのストレッチポール
  • マッサージベッド

この辺りが重要度の高い器具です。

使わない人は使わないけど、使いたい人は、近くに他のジムがあっても使ってくれると思います。

パーソナルトレーナーさんが使うことが多い為、実務で使いそうな小物も揃えておくのが重要です。

レンタルジムの料金設定

レンタルジムの料金は概ね60分あたり1500~2500円(税別)です。

場所によっては1000円とか、逆に大きかったりラグジュアリーで3000円というケースもあります。

トレーナー目線で設定する場合

トレーナー目線だと、60分のレッスンが6000円~10000円くらいがボリュームゾーンなので、そこからどのくらいなら支払えるかというところです。

総合型のジムだと3割前後が場所代として取られる為、1800~3000円(税別)くらいを普段は取られているトレーナーさんが多いです。

テナント料から設定する場合

レンタルジムとして運営する場合、どのくらい利益を出したいかで料金設定するのも1つです。

10万円の家賃で10万円の利益を出したい場合、売上20万円が目標になります。

レンタルジムの稼働は概ね150時間程度が目標になります。

150時間なら1333円、100時間なら2000円くらいの単価で運営する必要があります。

パーソナルジムと併用でやる場合には、定休日や空いている時間に入ればいいやという程度だから50時間で10万円売り上げればいいというケースも多く、その場合も設定金額は2000円となります。

周辺の相場から設定する場合

レンタルジムの競争が激しい場合、価格は下がっていく傾向にあります。

概ね2000円くらいなのですが、徐々に1800円のジムが出来て、それに対抗して1500円のジムが出てくるなどです。

1500円のジムが3件くらいある場合に、同じくらいの設備で2000円となると集客では負けてしまいます。

その場合には価格は揃えた方が良いと思います。

レンタルジムは予約が取れなくなるケースも多く、価格が同じなら他に集客力の強いジムがあっても流れてきます。

レンタルジムの鍵の管理

レンタルジムを運営する場合、鍵は基本的には無人での受け渡しがおすすめです。

近所に住んでいるからと言って、いちいち人が手渡ししていたら、とてもじゃないですが手間がかかり過ぎてしまいます。

基本的には下記のどちらかになります。

  • キーボックス
  • スマートロック

キーボックス

一番おススメはキーボックスです。

設定した番号にダイヤルを合わせると蓋が空き、中に普通の鍵が入っています。

非常にシンプルなのでおすすめです。

ドアに付けられない場合には、何かしら付けられる場所に付けているケースが多くあります。

スマートロック

スマートロックは設置したらアプリやテンキー入力で鍵を開けます。

都度違うキーを発行するなど、セキュリティを強化したい方にはお勧めです。

ただし、本来は結構本格的に鍵の取り換え工事などを行うタイプでないと、外れてしまうなどのトラブルもあることから、非常時の代替手段は用意した方が良いと思います(郵便受けにキーボックスも入れておくなど)

レンタルジムの監視カメラ

レンタルジム運営で一番心配なのは、マナーの悪いお客様が来ないかどうかです。

その防止の為には監視カメラを設置するのが一番です。

おすすめは上記のものなどの安いネットワークカメラです。

本格的なものは設置に10万以上など、少し負担が重くなってしまいます。

リアルタイムで見ることができ、録画ができるものであればよいと思います。

初回の利用者で、利用時間を守っているか、どんな人がどんな利用で使っているかだけでも見ておくと安心してレンタル出来ます。

カメラは目立つところに置いておけば、それだけで抑止力があります。

レンタルジム集客サイト

レンタルジムを運営する場合、コストをかけて集客していくのは得策ではありません。

基本的には自動化して、ある程度の利回りで売り上げを上げていくのがおすすめです。

広告費を月10万もかけたら利益はなくなってしまいますし、SNS運用や広告を運用する人件費も出るようなビジネスではありません。

その場合、プラットフォームに手数料を払っての掲載がおすすめです。

  • スペースマーケット
  • インスタベース
  • ジムカリ

スペースマーケット

スペースマーケット

スペースマーケットは上場企業が運営する総合型のレンタルスペースサイトです。

2万件以上のスペースが登録されており、その一部がレンタルジムとして掲載されています。

手数料は30%ですが、利用者が5%を負担するということもあり、リピートの多いレンタルジムでは少し集客力が落ちやすくなります。

インスタベース

インスタベースのトップ画像

インスタベースもスペースマーケットと同様の総合型のレンタルスペースサイトで、規模も同じくらいです。

手数料は35%ですが、利用者の負担があるわけでもないので、弊社の調べではスペースマーケットよりも予約が入っているようです。

ジムカリ

ジムカリのトップ画像

ジムカリは弊社が運営しているジム特化のレンタルジムサイトです。

ジムだけが掲載されているので、探しやすく、ジムやレンタルジムを熟知したスタッフが運営しています。

手数料は35%で、利用者へのポイントなどが充実していたり、ジムを利用する方に使いやすいシステムになっているので、ジムを使う方は優先的にご利用していただけています。


以上になります。

ジムの場合は混んでくると他のジムに行ってしまうため、リピートの維持の観点からも、プラットフォーム中心の運用をおすすめしています。

弊社も自社でジムを運営していますが、掲載によって近隣のジムを含めて行ったり来たりする安定した運営になっています。

レンタルジム経営についての無料相談

いかがでしょうか?

レンタルジムはパーソナルジムの収益にプラスできる、自動で一定の利益が出るなどの特徴があります。

自分のホームジムとして作りつつも、収益化するという経営方法も可能です。


弊社ではレンタルジムを開業したいという方に向けての無料サポートをしています。

  • どんな場所でやればいいか
  • 料金はどのようにしたらいいか
  • どうやって集客したらいいか
  • 器具はどこで買えばいいか

など、準備から開業まで、または既に開業されている方は、目標達成や課題解決を豊富な実績からサポートします。

弊社は本当に1円も頂きませんのでご安心下さい。

またサポートさせていただくレンタルジム様には、ジムカリ掲載の際の手数料の割引きもございます。他媒体に掲載するより安くなることも多いのでご相談下さい

より利益が出やすくなります。

開業だけでなく、今のジムをもう少し工夫したいなどのご相談だけでも大丈夫です。